国内初の個人向け不動産STOは葉山にある空き家?

空き家問題は、STO(セキュリティートークンオファリング)で解決する――?

少子高齢化が進む日本では、空き家が増加しています。
観光や別荘地として知られる神奈川県の葉山ですら例外ではありません。
そこで、築80年を超える歴史的価値のある古民家を再生利用することで、新たな資産に変えていくプロジェクトが行われます。

STOとは、有価証券をブロックチェーン上のトークンとして発行する資金調達手段のことです。

神奈川県鎌倉市にあるエンジョイワークスの「葉山の古民家宿づくりファンド」では、一般の投資家から資金を募ります。
出資者にはセキュリティトークン(ST/デジタル証券)が発行され、イーサリアムブロックチェーンで管理されます。
権利がセキュリティトークン化されたことでブロックチェーン上で持ち分保有を証明でき、譲渡時はイーサリアムのスマートコントラクトを介して仮想通貨との即時交換(DVP)が可能になります。

街づくりに携わるファンドは長期間になるものが多いものの、これまでの不動産特定共同事業の出資持分の譲渡は、手続きが複雑で困難でした。
セキュリティトークン化によって流動性が増すことは、新しい参加者を増やして活性化する第一歩となります。

現状は、投資家同士の取引のマッチングの仕組みは用意されておらず、譲渡する際にはSNSなどで相手を探す必要があります。
第二歩として、この仕組み作りも求められそうですね。

築80年、葉山の古民家宿づくりにデジタル証券──空き家問題に"STO"は有効か | CoinDesk Japan | コインデスク・ジャパン

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