寺DAO、仮想通貨をステーキングし社寺建築を持続可能に

テラ(LUNA)とDAOの話ではなく、寺とDAOの話です。

寺社とデジタル技術の関係として、お賽銭キャッシュレス化の難しさを取り上げましたが、今回はDAO(分散型自律組織)です。

コロナ禍で寺院や仏教美術に関心を持つ海外渡航者が激減して伝統工芸にも影響が出る中、寺院の修復や職人のサポートを目的とする
コミュニティが作られました。
その名も「寺DAO」――

参加するにはイーサリアム(ETH)かDev Protocol(DEV)をステーキングする必要がありますが、特典として社寺建築や寺院荘厳具の製造・販売を行う翠雲堂の職人の手による逸品やNFT(非代替性トークン)のプライベートオークションへの参加権などが得られます。

世界遺産法隆寺が維持管理費や諸経費をまかなうために行ったクラウドファンディングがわずか1日で目標金額の2,000万円を突破したことからも、方法をうまく提示できれば人は集まります。
文化を途絶えさせず継承するために職人・材料・道具を日本に残すことが課題となっていますが、危機感を持っている人は実はかなりいると思いますよ。

【取材】「寺DAO」で暗号資産調達、DEVプロトコルと社寺建築の翠雲堂が提携 | あたらしい経済

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