アップグレード「マージ」、その時イーサリアムはどうなる

イーサリアム(ETH)の大型アップグレードの実行が予定されている9月15日前後(日時ではなくブロック高で予定されているため)が迫ってきました。

その「The Merge(マージ)」でコンセンサスアルゴリズムをPoW(プルーフオブワーク)からPoS(プルーフオブステーク)へ移行することはよく報じられるものの、それ以外がどうなるのか/ならないのかについては、あまり触れられていないように思います。
そこで、すぐに影響があると思われそうな点を2つほど挙げてみます。
安く速くなるわけではない
改善する試みは行われているものの、マージではネットワークのキャパシティや処理能力に影響を与えることはありませんので、ガス代(手数料)が安くなるわけではありません。
また、トランザクションの処理速度についても多少の変化はあるかもしれませんが、ユーザが気付くほどではないと考えられます。
イーサリアムが停止するわけではない
マージのアップグレードはゼロダウンタイムでPoSに移行できるように設計されてきたため、予期せぬトラブルが発生しない限りはネットワークやユーザーに影響はありません。
なお、ステーキングしてあるイーサリアム・ステーキング報酬・新しく発行されるイーサリアムは、半年から1年後ぐらいに行われる次のアップグレード「Shanghai」までビーコンチェーンにロックされ、出金できません。

来たるイーサリアム「マージ」、8つの誤解とは
暗号資産(仮想通貨) イーサリアム(ETH) は、次期大型アップグレード「The Merge(マージ)」を控え、誤解される可能性のある内容を8つ公開している。...



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