ニューヨーク近代美術館がNFT購入のために収蔵品を売却

ニューヨーク近代美術館MoMA)がNFT(非代替性トークン)の購入費用を得るために、収蔵品の一部を売り出しました。

アメリカのオークションハウス大手サザビーズでルソーやミロなどの作品100億円分を売却し、NFT購入を含むデジタル事業拡大への投資に充てます。

MoMAがNFTに関わりを持つのは初めてではありません。
2021年には、AIにデータを読み込ませてデジタル抽象画を制作するアーティストに所蔵品13万点のデータを提供し、完成した作品の販売額の17%・転売額の5%を受け取る契約を交わしています。
「我々の購入がNFTへの『お墨付き』のように受け取られるとの認識はある。
だが、そのために関与を避けるべきだとは考えていない。」
MoMA ロウリー館長

コロナ禍で入館者数や収入が減少する美術館にとって、新たな鑑賞方法や収益をもたらすデジタル化は、避けては通れません。
その最前線を行くことが、世界のミュージアムで最多のSNS(交流サイト)フォロワー数を誇るMoMAに求められる役割の1つなのでしょうね。

美術市場、デジタル化の光と影 NFTアートは乱高下
ニューヨーク近代美術館MoMA)が14日、米オークションハウス大手サザビーズで収蔵品の一部の競売を始めた。落札額は計7000万ドル(約100億円、サザビーズ推定)規模で、デジタル事業拡大などへの投資に充てる。...



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