Web3時代の新たな業者、価値を失ったNFT収集サービス

ブームから2年、異常なほどの盛り上がりが沈静化したNFT(非代替性トークン)市場には、沈静化した時代にふさわしい新たなサービスが登場しています。
NFTを1セントで引き取るというサービスです。

何の意味があるのかと思いますが、タックス・ロス・ハーベスティング(tax-loss harvesting)――価格が下落して売却価値のなくなったNFTを売却することで損失を確定し、税金を減らすのをサポートするサービスなのですね。
名前もそのまま「Unsellable(アンセラブル/売却不可)」です。
「Think of us as Web3 Junk Removal(Web3の廃品回収業者と考えてください)」

売れ残ったNFTを即座に流動化し、投資家に損失を確定するための手軽な方法を提供しているこのサービスは、既に9,300以上のNFTを購入しています。

購入したNFTの大半はBored Ape Yacht Club(BAYC)などの人気NFTプロジェクトから派生した関連コレクションで、中には販売当時に150万円の価値があった物も含まれます。
これらは「減価償却済みトークンの世界最大のコレクション」としてNFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)にリストされています。
いつか、このコレクションがWeb3技術開発初期の時代からの遺産として価値ある物になれば面白いですね。
……というか、どうやらUnsellableの創設者は、そうなると信じているようです。

「価値を失ったNFT」を収集するサービス、その狙いは? | coindesk JAPAN | コインデスク・ジャパン
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