今年もビットコイン・ピザ・デー、仮想通貨決済12周年

仮想通貨で行われた最初の決済は――? 今から12年前の2010年5月22日、プログラマーのラースロー・ハネツ氏が保有していたビットコイン10,000BTC(当時2,200円)とピザ2枚の交換を「ビットコインフォーラム」で面白半分で持ちかけ、取引が成立しました。 その…

NFT市場、コインベースはSNS要素でオープンシーに挑む

イーサリアムベースのNFT(非代替性トークン)トレーダーが利用しているマーケットプレイスの95%が、OpenSea(オープンシー)です。 この圧倒的なシェアに、世界最大規模の取引所Coinbase(コインベース)が挑みます! Coinbaseは、一部のユーザーで試験運…

メタ社がメタバースを実演販売するための店舗をオープン

IT大手Meta(メタ)社が、メタバース関連製品の実店舗「Meta Store(メタストア)」をオープンしました。 カリフォルニア州にある店舗では、ビデオ通話端末・仮想現実(VR)ヘッドセット・スマートグラスなどを実際に使ってみることができます。 つまり、App…

スクエニ中期事業戦略、NFTゲームを更に推進

新規領域への挑戦―― ゲーム会社スクウェア・エニックス(スクエニ)は、NFT(非代替性トークン)やブロックチェーン領域のエンタメを推進する事業戦略を発表しました。 スクエニは2021年10月、LINE Blockchainを基盤技術としてNFTデジタルシール「資産性ミリ…

仮想通貨市場は貪欲と無法に満ちた西部開拓時代!?

欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事は、現在の仮想通貨市場を貪欲と無法に満ちたアメリカの西部開拓時代になぞらえて批判しています。 西部開拓時代とはアメリカ内陸部から太平洋岸までが開拓された19世紀(特に1860〜90年)頃ですが、実は通貨に関する…

ステーブルコインの価格が逸脱、テラUSD(UST)

ステーブル(安定)コインが安定しない――? 米ドル連動型ステーブルコインのテラUSD(UST)が、連動から逸脱し苦境に立たされています。 攻撃を意図した大量売却がきっかけともいわれています。 であれば、他のステーブルコインでも同じことは起こり得るので…

日本のメタバース発展へ、仮想の街づくりガイドライン策定

その街が活性化するためには、ルールが必要―― メタバースでの街づくりのルールを整備したガイドラインが公開されました。 「バーチャルシティガイドライン」は、KDDI・東急・みずほリサーチ&テクノロジーズ・渋谷未来デザインで組織されたバーチャルシティコ…

ゲームで遊ぶこととウクライナへの寄付が繋がる世界

ゲーム遊んで地球規模の共助となる――今や、そんな世界です。 登録プレイヤー数3億5,000万人の大手オンラインゲーム「Fortnite(フォートナイト)」は、2週間分の収入の全てをウクライナでの戦争の影響を受けた人々の人道的救済に充てることを表明し、190億円…

トルコの仮想通貨取引所の出口詐欺容疑で懲役4万年求刑

最長40,564年の懲役刑を求刑―― トルコの仮想通貨取引所Thodex(トデックス)は、2021年4月に突然サービスを停止し、顧客が資金の引き出しやアカウントへのアクセスができなくなりました。 捜査によって、2020年の時点で既に外部へ不審な送金が行われていたこ…

ドバイ仮想通貨規制当局がメタバースにバーチャル本部開設

ドバイ仮想資産規制庁(VARA)が、メタバース系NFTゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」内にバーチャル本部(MetaHQ)を開設する計画です。 メタバースにオフィスを構える企業は増えていますが、ついに規制当局も仮想空間へ! VARAは仮想通貨・ブロ…

ウクライナ戦争NFT博物館始動、歴史の記録をアートで

ウクライナのデジタル変革省が、NFT博物館「META HISTORY: Museum of War」をオープンさせました。 かねて発表されていた、ロシアによるウクライナへの侵攻をNFT(非代替性トークン)アートを通してブロックチェーン上に記録するというプロジェクトで、各NFT…

中央アフリカがビットコインを法定通貨に、世界で2例目

中央アフリカが、ビットコイン(BTC)を法定通貨とする法案を可決しました。 ビットコインの法定通貨化は、エルサルバドルに続き2ヵ国目です。 ビットコインを法定通貨とすることは、海外からの送金する際に掛かる手数料や時間を減らせる一方、変動幅が大き…

Twitter創設者はイーロン・マスク氏の買収を歓迎

イーロン・マスク氏によるTwitter(ツイッター)買収の合意が発表された後、Twitterの共同創業者でもあるジャック・ドーシー前CEOは歓迎するようなツイートをしています。 「Twitterは誰かが所有したり運営したりするべきではないと思っている。 企業ではな…

NFTチャリティーにて4億7千万円で落札されたあの柴犬

16歳雌の元保護犬である柴犬かぼすちゃんは、時としてインターネットに旋風を巻き起こします―― ソファーの上に座り、何か言いたそうな表情でこちらを見る写真――2010年2月にブログで公開された写真は、海外の掲示板サイトでインターネットミームとして大流行…

三菱UFJ信託銀行、円連動デジタル通貨を決済用に発行へ

三菱UFJ信託銀行が、日本円に連動するステーブルコイン型のデジタル通貨を発行します。 名称は「プログマコイン」で1プログマコイン=1円、目的はデジタル証券の決済のためです。 不動産や株式をブロックチェーンなどを活用してデジタル化したデジタル証券は…

分析企業の役割、取引を追跡し仮想通貨盗難の冤罪を証明

仮想通貨のハッキング事件の犯人の特定には、ブロックチェーン分析が大きな役割を果たします。 ということは、逆の場合――ハッキングした嫌疑を晴らすのにも、大きな役割を果たせます。 2020年11月、ベネズエラのソフトウェア開発者2人は、取引所Bancar(バン…

高すぎ?Meta社メタバース収益化手数料47.5%

「30%の手数料はこれを難しくしているので、私たちはサブスクリプション製品をアップデートし、クリエイターがさらに稼げるようにします。」 〜Meta社 ザッカーバーグCEO IT大手Meta(メタ)社は、App Store(アップストア/Apple)やGoogle Play(グーグル…

すべてのDAOが法的承認を得られる島国マーシャル諸島

すべてのDAO(自律分散型組織)が法的承認を得られるようになりました。 DAOとはスマートコントラクトで稼働している自律型組織で、ブロックチェーン上に保存されたスマートコントラクトによって報酬の分配等が定義されています。 発行されたネイティブトー…

3億円の世界初ツイートNFT、転売を試みられるも不調

豪語していたはずでは――? 「これはただのツイートではない。 モナリザの絵に並ぶ価値があることを数年後に皆、気付くだろう。」 〜落札した起業家 エスタビ氏 2021年3月、世界初のTwitter投稿のNFT(非代替性トークン)が3億円で落札されました。 1年後の20…

NFTは友だちと、市場「LINE NFT」が正式開始

友人同士でNFTを交換するのが流行するかも知れません―― これまでも取り上げてきたLINEのNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスLINE NFTが、正式に開始しました。 LINE NFTで購入したNFTはLINE BITMAX Walletに保管でき、LINEに登録した友だちと交換する…

マイニング効率千倍へ!Intel矢継ぎ早に機器を発表

アメリカの半導体大手Intel(インテル)は、今年(2022年)2月にマイニング機器を発表していました。 そして今月(4月)、第2弾を発表しました。 ――ペースが早くない? 独自のビットコインのマイニング機器の生産を開始する方針を表明していたIntelは、大型…

Meta社がメタバース用通貨導入を目指している

リブラ→ディエム→ザックバックス――? アメリカのIT大手Meta(メタ)社が、ザッカーバーグCEOの名前にちなんだデジタル通貨「Zuck Bucks(ザックバックス)」の導入を模索しているようです。 名前は社内で仮に付けられたもののようですが、目的はメタバースで…

ジャマイカ中央銀行がCBDCの10万人エアドロップ計画

「No cash, no problem.」 〜公式キャッチフレーズ カリブ海に浮かぶ島国ジャマイカで、中央銀行デジタル通貨(CBDC)Jam-Dexが導入されます。 利用するジャマイカ国民の先着10万人には、2,500ジャマイカドル(2,000円)が無償でエアドロップされます。 ジャ…

ロシアのインターネット遮断でビットコインは分裂するの?

ロシアが国外とのインターネット接続を遮断する、あるいはロシアを国際的なインターネット接続から遮断するという話が一部にあります。 そうなればビットコイン(BTC)も分裂してしまうのか――そういった話まで出ていますが、実際に行われたらどうなるのでし…

NFTを生成するNFT「自己複製装置」の価値は4億円

1年前(2021年)、イギリスの老舗オークションハウスPhillips(フィリップス)が初めてNFT(非代替トークン)を取り扱い、3億7,000万円で落札されました(手数料も含めると4億5,000万円)。 このNFT「REPLICATOR」は、一見するとアメリカのロサンゼルスのオ…

デジタル円の発行可否は2026年までに判断、日銀黒田総裁

「2026年までに判断できると思う。」 日本銀行の黒田総裁の中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行の可否についての見解です。 4年後に判断――それで大丈夫なのでしょうか? 中国のデジタル人民元(e-CNY)が国際標準化の主導権を握ることの脅威が語られています…

利便性ゆえ、無料発行機能で作られたNFTの8割以上が不正

世界最大のNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスOpenSea(オープンシー)は自身の作品を無料で発行できるフリーミント(無料発行)機能を提供しており、そのユーザーフレンドリーな仕組みから多くの人に利用されてきました。 この機能を使って新規発行…

仮想通貨ウォレットのパスワードを忘れて慌てる人と仕事人

パスワードを忘れられたビットコイン(BTC)のウォレットを救う仕事があります―― それを行う企業の1つ、Wallet Recovery Services(ウォレットリカバリーサービス)には、助けを求める人からのメールが1日に50〜70件届くそうです。 この会社では、AWS(アマ…

ディズニーのメタバース特許、現実世界と3Dイメージが連動

世界的エンタメ大手のディズニーが特許を取得してメタバース構想を進展―― 昨年(2021年)11月の決算説明会で、ディズニー・エンタープライズは現実世界とデジタルな世界をより密接に結び付ける独自のディズニーメタバースを提供する方針を示唆していました。…

追い風を受けてリップル社の評価額が2年で5割増し

リップルが急速に成長している―― 仮想通貨リップル(XRP)を運用するリップル社(Ripple, Inc.)がSBIホールディングスなどの投資家から自社株を買い戻しています。 2019年のシリーズC戦略調達ラウンドで、資金調達のために発行した株です。 調達した2年前か…